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昨日Yukiさんのチュートリアルで作った目覚まし時計 |
細かいことは気にしない方が楽だよな、と思った話。
派遣登録での出来事
会社を辞めて数か月、そろそろ貯金が心もとなくなってきたので仕事探しを始めている。
気持ち的に正社員を目指す準備はできていないので、アルバイトや派遣求人が中心。
昨日も派遣会社への登録面談(電話)があった。
事前にメールで日程調整をしており、時間になったら担当者から電話が来るとのことだったので、少々緊張しながら電話を待っていた。
しかし、約束時刻を過ぎても電話が来ない。
5分ほどなら前の予定が押しているのかと思えるが、10分…15分…
一向に電話がない。
時間過ぎてますけど~ってさっさと自分から電話すればいいのだろうが、
超ネガティブな私は「お前に紹介できる仕事はねぇよ」ってコト!?とガクブル状態。
少し落ち着いてから、会社に電話をかけてみた。
(その時点で約束時刻を25分過ぎていた)
すぐに受付に繋がり、面談担当に取り次がれた。すると、
「あっねふぇ様、私がちょっと忘れていまして、申し訳ないですー。」
あ゙?
「そうですね~…、この後お時間大丈夫でしょうか?」
悪びれず飄々とぬかす担当者…。
私、今目が点になってるんじゃないか…?
「ではこちらからかけなおしますねぇー」とさすがに電話はかけなおしてくれたが、釈然としないまま登録は終わった。
これは派遣会社あるあるなのだろうか。
毎日、無理難題な条件を提示したりバックレたりする求職者たちとのバトルで、あれくらいの軽さでなければやっていけない彼なりの処世術なのだろうか。
私がもっとスゴいスキルをもった求職者だったら、忘れられなかったのだろうか。
…
電話が切れた後、ハイパーネガティバーはしばらく動けなかった。
思い出したAさんのこと
これでふと思い出したことがある。
昔勤めていた会社の取引相手Aさんとの会話だ。
私は自社のWebサイトを運用する仕事をしており、Aさんはそのシステム開発を委託しているWeb制作会社の営業担当だった。
その日私は、Aさんの会社から納品してもらったシステムをテストしていた。
テストといっても、文系でプログラミングもまだ勉強していない頃だったので、完全なる自己流である。
しかし、私のへなちょこテストにも関わらずバグがぽろりぽろり…。
たまらずAさんに電話をかけ、結果と修正依頼を伝えると、
「あっすみません~、すぐ直しますっ!エンジニアって作るのが好きで、テストはあんまりなんっすよねぇ~」
あ゙?
所さんばりに目がテンになっていたと思う。
仕事ってそんなんで…いいの?
エンジニアってゆるゲー…?
私が20代のおとなしい女だったこともあると思うが、基本的にAさんは誰にでも飄々とした態度で、決して悪い人ではない。
よく急ぎの依頼もフットワーク軽く対応してくれたし、私が会社を辞めるときはお菓子を持って挨拶まで来てくれた。
「エッセンシャル思考」なのかもしれない
派遣の彼にしろAさんにしろ、細かいことは気にしない性格なのだろう。
もしくは気にしないように努めているのか。
考えてみると、ビジネスや生きていく上ではその方が自分も楽だし、結果的には大きいメリットを生み出す気がする。
パッとしない求職者一人はほどほどに、その他の見込みのある求職者たちに注力。
重箱の隅をつついたようなバグをつぶすより、本質的な機能を重点的に。
今流行りの「タイパ」「エッセンシャル思考」が通じるのかもしれない。
(良いように言い過ぎ?笑)
相手の気分を害することはやはり私は許容できないが、見習って取り入れる部分があることも確かだと、一人うなずく出来事だった。
ちなみにAさんとその会話をした数年後、私もITエンジニアになったが、もちろんテストの手抜きは許されなかった。
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