潜在意識コーチングに出会い、実際に体験するまでの経緯と体験した正直な感想。
私の生きづらさ
よく耳にするようになった「自分軸がない」系のしんどさがずっとある。
誰かに嫌われないように、怒られないように、傷つかないようにと、常に人の目を気にして生きてきた結果、自分軸がない空っぽの人間になってしまった。
外から見たらきっと「恵まれてる方だ」「何がそんなにしんどいの?」と思われるタイプだと思う。
自分自身もそう思っていて、自分のしんどさを否定してきた。
ただ、頭は否定しても心はごまかしきれないようで、仕事がしんどくなって辞めてしまい、心から熱中できるものもなく、人と関わるのが億劫になり、何をやるにも動けなくなってきて、「人生をやめたい」と思うこともしばしば(本当にやめる勇気はない)。
こういった生きづらさは特に社会人になってからむくむくと膨らんできて、なんとか抜け出したくて、いろんな方法を試してきた。
カウンセリング、コーチング、認知行動療法、NLPのセミナー、心療内科の薬…。
一時的に心が軽くなったこともあったけど、また同じ場所に戻ってしまう。
いつまでこれが続くんだ…といい加減うんざりしていたところで、「潜在意識」という言葉に出会った。
潜在意識って何?
潜在意識とは、自分でも気づいていない「無意識の思い込み」や「深層心理」のこと。
よく「氷山の一角」に例えられる。
私たちが自覚している「顕在意識」は氷山の上のわずかな部分で、海の中に沈んでいる大部分、そこに潜在意識があるという考え方。
心理学や脳科学の分野でも注目されていて、私たちの行動や選択は、実はこの「無意識」にかなり影響されているとも言われている。
例えば、「自分には価値がない」という思い込みが心の奥底にあれば、どれだけ頑張っても自信が持てなかったり、人の期待に応えようと苦しくなってしまったりする。
潜在意識コーチングとの出会い
もともと私は、目に見えないことや科学で説明のできないことがあまり信じられない方で、「スピリチュアル系」の話にもかなり抵抗があった。
でも、ある日おすすめに上がってきて読んでみた本『神さまとのおしゃべり』の中に、「現実はすべて自分が創っている」「すべての望みは叶えられる」というような内容があり、それも割と説得力のある書き方がされていて(目に見えない領域も科学が研究し始めているとか)、本自体の評価も高かったので、思わず「潜在意識」に興味を惹かれてしまった。
人間は甘い言葉に弱い。
最初は本やネットを参考に、自分で「潜在意識の書き換え」を試してみた。でも結果が出ないとすぐ心が折れる私は、光の速さで挫折。
それでも気になってネットを検索しているうちに、今お世話になっているコーチのサイトを見つけた。
その人の方針は、「今の潜在意識を書き換える」のではなく、「今の潜在意識にも意味があると気づく」ことを重視するスタイルだった。
私はこれまで、自分の過去やネガティブな部分を否定し続けて苦しんできたので、この「否定しない」という考え方に惹かれて、初回カウンセリングを申し込んでみることにした。
実際に受けてみた正直な感想
最初は約5,000円のカウンセリング。
内容は、潜在意識やコーチングの概要説明と、私が抱えている悩みのヒアリング。
「感覚を辿る」ことがカギになると聞いて、「私は頭で考えすぎて、なかなか感覚を感じられないタイプだが大丈夫か?」との不安を伝えた。
返ってきたのは、「どんな人も現実を変えることができるし、むしろあなたは感覚を感じるのが得意そうですよ」との答え。
正直かなり怪しさを感じていたが、もう現実が苦しくてどうにもならなかった私は、わらにもすがる気持ちで、コーチングの前段階にと勧められたオンライン講座に申し込んだ。
全5回+割安のコーチング1回付きで約35万円。かなり高額だったけど、高額ゆえに今までの方法よりも結果が期待できるのでは…と決断した。
講座には他にもたくさんの受講生がいた。「スピ大好き!」な人ばかりかと思っていたけど、意外とそうでもない人も多く、少し安心した。
中には「現実が変わった」と話す人もいたので、希望も持てた。
でも結局、講座を全て受け終わっても私の現実は変わらなかった。
少なくとも自分が認識できる範囲で変化したとは感じられなかった。
唯一変わったとすれば、自分の感じていることに目を向けるようになったことや、「この現実は、自分に何を伝えようとしているのか?」と少しだけ考えるようになったことだろうか。
講座については、月約5,000円のオンラインサロンに入れば何度も受講が可能で、繰り返し受けることで少しずつ理解が深まるのだとか。
まぁ、そんなすぐに劇的変化が起こる人ばかりじゃないですよね、はいはい。
コーチや他の受講生は、一度コーチングを受けてみたら分かる!と言っていたが、その後、ついてきた1回のコーチングを受けてみても、正直ピンとこなかった。
潜在意識につながると得られるという「すっきり感」や「腑に落ちた感覚」はまったくなく、やっぱり私には効き目がないのでは…と落ち込んだ。
ただ、以前上げた下記の記事はこのコーチング後の出来事だったため、内部的な変化は少しは起きていると思う(思いたい)。
そして、ここまでお金をかけた手前、引き返すこともできず、6回のコーチングコース(約40万円)にも申し込んでしまった。
見事に踊らされている。
今は、6回中2回目が終わったところ。
劇的な変化はまだない。生きやすくもなってない。自分の内面に目を向け、感覚を感じることの重要さはなんとなくわかってきたが、いつ花開くのやら、半信半疑の渦中である。
焼け石に水状態でこのまま残りのコーチングを無駄にしたくないので、自分なりに感覚を感じる練習をして、準備ができるまでコーチングを受けるのは控えようと思うが、すべての回が終わったころに、感想や結果を改めて書けたらと考えている。
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